横浜旭中央総合病院「肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)」治療内容まとめ

横浜旭中央総合病院「肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)」の治療ガイド

横浜旭中央総合病院が提供する専門治療の中でも、「肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)」は、多くの患者さんが抱える肛門の悩みに対して幅広い治療を行う外来です。本記事では、実際の診療内容や治療法、外来の特徴についてわかりやすく解説します。まずは公式ページもあわせてご覧ください。肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)|横浜旭中央総合病院

1. 肛門外科外来とは?

日本人の約半数が一度は経験すると言われる痔核(いぼ痔)は、恥ずかしさから受診をためらい、症状が進行してしまうことも少なくありません。横浜旭中央総合病院の「肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)」では、患者一人ひとりの症状や生活背景に合わせたオーダーメイド治療を行い、安心して受診できる診療体制を整えています。

1-1. 外来の特徴

  • 1日約20人の患者が受診する専門外来
  • 年間約150例の肛門疾患手術の実績
  • 総合病院ならではの多科連携体制

高齢の方や持病をお持ちの方でも安全に治療を進められるよう、内科や外科など他診療科と連携した医療体制が整っています。

2. 痔(いぼ痔)の基礎知識

肛門の内部には静脈叢と呼ばれる血管の集まりがあり、便を強くいきむことで血流が滞り、血管が腫れて痔核(いぼ痔)が形成されます。初期には自覚症状が少ないこともありますが、進行すると出血や脱出、痛みが生じるようになります。

2-1. 痔核の進行と治療方針

痔核は進行度によって治療法が異なります。横浜旭中央総合病院では、症状の段階に応じた適切な治療を提案しています。

  • I度:出血が主症状。排便指導、外用薬、ALTA注射など
  • II度:軽度の脱出。症状に応じた保存療法や注射療法
  • III度:排便時に脱出し手で戻す必要がある。手術を検討
  • IV度:常に脱出している状態。手術治療が中心

3. 痔核の代表的な治療法

痔核の治療は、身体への負担が少ない保存療法から根治を目指す手術まで幅広く行われています。

3-1. ALTA注射療法

ALTA注射療法は、痔核に薬剤を注射して血流を抑え、痔を硬化・固定させる治療法です。切開を伴わないため、術後の痛みが比較的少なく、身体への負担を抑えられる点が特徴です。

3-2. 結紮切除術(半閉鎖法)

痔核の根元を縛って切除する、標準的な手術方法です。根治性が高く、症状が進行した痔核に対して有効とされています。症例によってはALTA注射療法と併用することで、負担を軽減することも可能です。

3-3. PPH手術

PPH手術は、脱出した痔核を本来の位置に戻す治療法で、手術時間が比較的短いのが特徴です。全身麻酔下で行われ、術後の疼痛管理も専門スタッフが対応します。

3-4. Anal Cushion Lifting法

肛門のクッション構造を温存しながら、脱出した痔核を持ち上げて固定する比較的新しい手術法です。肛門粘膜を切除しないため、後遺症が少ないとされています。

4. 排便機能外来での取り組み

横浜旭中央総合病院では、痔だけでなく便秘や下痢、便失禁といった排便機能のトラブルにも専門的に対応しています。便失禁は年齢とともに増加し、日常生活の質に大きな影響を与える症状です。

4-1. 便失禁の種類と治療法

  • 漏出性便失禁:便意を感じないまま便が漏れてしまう
  • 切迫性便失禁:便意を感じても我慢できず漏れてしまう

治療は、生活習慣の改善や骨盤底筋体操、薬物療法、手術療法などを組み合わせて行います。中でも仙骨神経刺激療法は、身体への負担が少ない治療として注目されています。

5. 受診前に知っておきたいポイント

肛門や排便に関する症状は、早期に専門医へ相談することで改善が期待できます。出血や痛み、違和感が続く場合は、我慢せずに受診を検討しましょう。

6. 医師紹介

当外来には、肛門疾患や排便機能障害の診療経験が豊富な医師が在籍しています。専門知識と実績を持つ医師がチームで診療にあたり、安心して治療を受けられる体制が整っています。

以上、横浜旭中央総合病院「肛門外科(肛門疾患・排便機能外来)」の診療内容についてご紹介しました。詳しい診療内容や最新情報は公式サイトをご確認ください。